日本の妖怪強さランキング上位でよく出てくるヤツらを調べてみました!!前編
どうも!!当ブログを編集しているイチゼロと申します。
今回は2chでみかける様々なランキング、その中に『日本の妖怪強さランキング』というものがあったので詳しく調べてみました!!
都市伝説・UMA・オカルト・・・etc、が好きな人にとってこういったランキングって凄くワクワクしますよね。
そんな自分もこういった未知の存在は大好物でこういったスレッドを見つけると食い入るように見るのですが、それらがどんな妖怪でどれだけ強いのかまでは書いていないのでイマイチ入り込めない・・・。
モヤモヤするくらいなら自分で調べればいいじゃない!!となったわけですよ。
もし同じような人がいればこのページが役に立つ日がくるかもしれないです。
さて、本題に入りますが全部を調べていると時間が足りないので、今回はそのランキングの上位に居た強いヤツ!!をいくつかピックアップして紹介したいと思います。興味のある方は是非読んでみて下さい。
※初めに紹介されるものほど強い妖怪になります。
※個人的な意見を反映させたものなので賛否両論あると思います。
※これって妖怪なの?ってヤツもちらほらありますが、そこは素人の書き物という事でご了承を。
もくじ
強さランキング上位の強いヤツらを一挙紹介!!
天逆毎(あまのざこ)
姿は人間のような姿をしている。
もともとはヤマタノオロチを討伐したことで有名な神『スサノオ』が吐き出した毒から産まれた妖怪らしい。凄まじく力が強く、その力は神でさえもぶっ飛ばす程。
性格はかなりひねくれもので、前を後ろと言わないと気が済まない性格。
スサノオはなんてものを吐き出してくれたんでしょうねぇ・・・。
ダイダラボッチ
己の身体で山を作ってしまうほどの巨大な妖怪。なんとあの日本の名山『富士山』さえもこの妖怪が作ったと言われているとか。そして富士山を作る際に土を掘った場所が今の琵琶湖になってるとの伝承も!!
あのジブリの名作『もののけ姫』のシシ神様が首をとられた後に変身するのもこのダイダラボッチですね。
図体もスケールも大きい妖怪である。
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)
先の天逆毎でも軽くふれたヤマタノオロチ。1つの胴体から頭が8本、尾が8本生えた超デカイ龍のような姿の妖怪。
毎年村の娘を一人ずつ食っていったとか。それを見かねてスサノオが退治するのですが、討伐の方法も酒に酔わせて寝首をかく戦法。
姑息な手段なようですが神でさえもそうしないと討伐できないほどの力を持っていたのでしょう。
しかも尻尾からは伝説の剣が出てくるというおまけつき!
しかし年に1人だけで足りたのでしょうか?少し疑問ですね。
玉藻前(白面金毛九尾)
有名な九尾のキツネ。様々な漫画でも登場しますがどれも超美形な人間の姿で描写されていることが多いように思います。
人気漫画『NARUTO』の主人公ナルトに封印されているのも九尾のキツネですね。
妖狐はその尾の本数が多いほど強力な力を持っているとされ、最大の本数が9本とされています。つまり九尾のキツネが妖狐の中では最も強いということですね。
伝承だと美女に化けて国ひとつをひっくり返すほどの美貌と知識も兼ね備えているようだ。
漫画でもアニメでも引っ張りだこな皆から愛されている妖怪。
白沢(はくたく)
ここまで人の姿のものが多い中、白沢は神獣とされている妖怪?です。
神獣は妖怪じゃない?まぁ細かい事は気にせずに書きましょう。
姿は獣の身体に人間の顔、頭からは2つの角が生えて額と同体に3つの眼を持っているの姿がよく知られている。
良い政治を行う者の所に現れ、様々な事象(昔から天災などは妖怪のしわざとされていた)の対応策を伝授してくれたとか。
知識を司る神獣で、その姿を描いた御札が厄除けに使われていたらしい。
シチマジムン
姿を形がはっきりとしない妖怪。
巨大な柱のような形状をし、突然現れては道を通せんぼしてくる。踏み潰されたら勿論生き残れない。
それだけならまだましなのだが、シチマジムンに通せんぼされて他の道に逃げていくと良くない場所へと誘導されてしまうらしい。
墓穴に誘導されてそのまま閉じ込められた!!なんて話もあるとかないとか
巨大な柱でありながら実態があやふやで、ちょっとの隙間があればどこまでも追いかけてくる厄介なやつだが、一応対策があって
「はち、はち、はち」と三回唱えるか、茂みに隠れて動かずに朝を待てば逃れられるらしい。
厄介なくせに対策は案外簡単なんですね。
フリカムイ
片翼だけでおよそ30㎞を越えるとされる大きさの巨鳥。もともとは人間とは住み分けができていて、お互いに干渉することはなかったのだが、とある娘がフリカムイの縄張りに土足で侵入して激怒!!
その巨大な翼を一度扇げば家や木々が吹き飛んだとされている。
見境なく暴れるフリカムイに困った人々は討伐を試み、ルイカヤルという青年に討伐を依頼。
ルイカヤルは槍でフリカムイを突き殺し、フリカムイの暴走はとまったという。
え・・・ルイカヤルのほうが化け物じゃん!
ショキナ
巨大な海の鯨のような姿をした妖怪。
ショキナが口を開けば下顎は海底に、上顎は空にも届く大きさだったとか。
食事の量があまりにも多く、漁船や人の船も見境なく襲っていたため、このままでは人間がヤバいと思った神様によって討伐されてしまう。
この時討伐されたショキナの頭が、登別にあるフンベ山だという伝承がある。
このような土地に伝承が残されていたりするとかなり親近感がわいてきますね!
雷神(らいじん)
もう神様ですね、気にせず続けます。
雷神風神の屏風は有名ですね、その名のとおり雷を司る神様です。
風神(ふうじん)
雷神と対のような存在の風神。
雷神が雷を司るのに対して、風神は風を司る神です。
大百足(おおむかで)
名前のまんまのデカイ百足。
山を七巻もするとされ、人々を怖がらせて困らせていた。
一人の勇敢な人間の男が、地元の神に頼まれ討伐に乗り出すがそのデカさと固さに悪戦苦闘。
なんどもピンチに陥りながらも、最後に神に祈りを捧げながら放った弓矢が額に刺さり見事討伐したのであった。
龍(りゅう)
もはや説明不要な妖怪?だと思われます。
日本や中国では蛇のような身体で空をウネウネ飛ぶ印象ですが、西洋とかになると恐竜の身体を持つイメージですね。
物語も数多く残され、物語によって悪役だったり守護神だったりしています。
能力としては天候を操るのが一番メジャーだと思います。
海坊主(うみぼうず)
海に出没する巨大な黒いボウズの姿をした妖怪。
海坊主が現れると海が荒れ、船に向かって「杓を貸せ」と言ってくるそう。
そして柄杓を貸すとそれを使って船に水をかけて沈ませてくる妖怪。
煙草の煙が嫌いだったり、貸す柄杓の底を抜いておけば大丈夫とかなんとか。
私の記憶違いでなければ杓ってかなり小さいような・・・。チマチマ頑張るのかな?愛嬌を感じる。
天邪鬼(あまのじゃく)
有名な妖怪ですね。
個人的に『学校の怪談』シリーズ?で出てきた黒猫に憑依してしまった天邪鬼が大好きでした。
特性としては物事をあべこべにする性格。前は後ろ、左は右といった感じですね。ひねくれ者です。
この強さランキングで一番に君臨している天逆毎(あまのさこ)の子孫のような伝承もありました。そりゃ強いわけですわ
手洗い鬼(てあらいおに)
種類的には先に紹介したダイダラボッチと同じだそうです。山々に足をかけ、その状態で海で手を洗う様子からこのような名前になったとされています。
香川県にある飯野山にこの妖怪がつけた足跡とされるものがあるようで、気になったので調べてみました!
感想は・・・思ったより小さい・・・。
八大天狗(はちだいてんぐ)
天狗の中でも位の高い天狗。
天狗といえば神通力(ざっくり言うと超能力のようなもの)ですが、もともと位の高い僧などが死後に八大天狗になるためその力は通常の天狗よりも強力とのこと。
姿形はまとまっておらず、鬼のような姿であったり、見慣れた天狗のような姿だったりらしい。
牛鬼(ぎゅうき)
いろんな姿の説があるようだが、牛の頭に同体は大蜘蛛の姿が一番メジャーだろう。
性格は非常に凶暴で、人を好んで食し口からは毒を吐き出す。
中には牛鬼を見ただけで体調を崩したり、最悪は死に至るという噂もある恐ろしい妖怪。
この『見ただけで死ぬ』という特性の筆頭とも言える人気の高い妖怪。
陰神刑部狸(いぬがみぎょうぶたぬき)
808の狸を束ねる狸の長がこの陰神刑部狸だ。四国の妖怪のなかでもトップクラスの神通力を使えたとされ、子分である化け狸を使っていろいろイタズラしていた模様。
あの有名な水木しげる作品にも登場したらしく、水木しげるロードに刑部狸の銅像があるらしい。
見た目的には不通の狸でとても愛らしい顔をしている。
金長狸(きんちょうたぬき)
すごい良い化け狸。
もともとは人間に助けられた恩義から、その人間の手助けをしてくれていた。
しかし悪い狸に弟子入りしてしまい、関係を断とうとすると悪い狸が激おこ!そこから狸どうしの大戦争が始まってしまったとのこと。
勝負は金長狸が勝ったものの、深手を負わされそのまま眠りについてしまう悲しい物語。
最後には助けてくれた人間が供養っぽい行いをしてくれていたので、まだ救いのあるストーリーになってて良かった・・・
野槌(のづち)
見た目は巨大な蛇。しかし実際に居てもおかしくないくらいのサイズだ。
顔の部分には大きな口が1つあるだけで、目や鼻はなかったようだ。日本のUMA(未確認生命物体)のツチノコの元とされているらしい。
たまに人間を襲うこともあったようだが、基本的には鹿や兎を食していた。
これだけなら特に強くなさそうだが、この妖怪も『見たら死ぬ』スキル持ちです。違うバージョンで『転がってきた野槌にあたると死ぬ』もあるらしいです。
>『転がってきた野槌にあたると死ぬ』
大事な事なので2回言いましたよ。
転がってくるなんて可愛い登場の仕方のくせにあたると死ぬって反則じゃんよ
モシリシンナイサム
アイヌに伝わる妖怪モシリシンナイサム。
白と黒の斑模様の馬くらいの大きさの妖怪らしい。つまりシマウマですね。
こいつもチートの『見たら不幸』になるスキル持ちです。しかも足跡を見るだけでもアウトだとか。
足音「パッカパッカ♪」
私「なんだ?馬か?」
モシリシンナイサム「私だ」
私「モシリシンナイサムゥ!!」
こういうことですよ
イワオロペネレプ
詳しい内容は調べてもあまり出てこず。入手した情報が
・鳥の姿をしている
・鳥なのにすごい強い
・その気になれば己の拳(翼?)で岩をも砕いちゃう
つまりファンタジー世界にいるような鳥です。(ちゃんと調べればいろいろ出てくると思います)
大鯰(おおなまず)
妖怪というよりは妖怪に仕立てあげられたちょっと可愛そうなヤツ。
鯰が暴れると地震が起こるなんて聞いたことある人もいるかと思います。ただの言い伝えのようですが、実際に鯰と地震には科学的に関連があるとされているようです。
昔の人は地震の前に暴れる鯰が地震を起こしていると考えたのでしょう、そして誕生したのが大鯰です。
確かに地震を起こせるほどの大鯰がいればかなり強いかもですね。
あやかし
あやかしとは本来、海上で起こる妖怪の総称らしいです。しかしここで言ってるのは恐らくイクチと呼ばれる海に現れる妖怪の事だと推測します。
イクチとはうなぎのような姿の妖怪で、その身体の全長は数キロメートルにも及ぶほどの巨体だとか。
イクチが船の下を通過し始めるとその巨体が完全に通りすぎるまでに数日かかるとの伝承も有り。
巨大な影が船の下を泳ぐ光景ってなんとも恐怖心がわいてくるシチュエーションですね。
団三郎狸(だんざぶろうだぬき)
いろいろ出来る佐渡の狸の大将。
基本的には人を化かしてイタズラしていたようだが、人に悪さをするだけでなく困っている人に金を貸してあげたりと少し優しいヤツ。
しかし団三郎から借りる時は名前である。返済日・名前・印鑑等が必要ならしいので、御入り用の方は書類を持参の上ほこらの前に置いといて下さいとの事。
やけに人間じみた妖怪がいたもんですね。
鉄鼠(てっそ)
物語を読んでると頭がこんがらがったので簡単にしますね。簡単に姿形を伝えるとバカデカイ鼠です。
偉い男「なぁ、なんでも褒美あげるから子供できるように祈っておくれ」
僧侶「ええで」
ーー僧侶、必死に祈る
偉い男「ありがとう、おかげで元気な赤ちゃん授かったで。褒美はなにがいい?」
僧侶「敵の陣地に俺の寺が欲しい」
偉い男「それはちょっとお断りやね・・・」
僧侶「なんでもゆーたやん!嘘つき!呪ってやる!」
ーー100日間断食して鬼のような形相で赤ちゃんに呪いをかけた後この世を立ち去る
偉い男「俺の子供が呪いで死んでもうた・・・許さん・・・許さんぞぉぉぉぉ」
ーー偉い男、逆ギレにて鉄鼠爆誕!!
正直、約束破ったのにお前が鉄鼠になるんかい!って感じでしたね。あと敵陣に寺が欲しいとか言っちゃう僧侶もどうかと。
ちなみに鉄鼠になった後は8万匹を越える鼠を従えて復讐しにいったみたいです。
父親の喧嘩で巻き込まれた赤ちゃんが一番の被害者やん・・・
牛頭(ごず)馬頭(めず)
だいたいセットになってる牛頭と馬頭。
地獄を描いた絵に頻繁に登場する模様。名前の通り人間の身体に牛の頭と馬の頭がついた妖怪である。
地獄に来たものたちをいたぶるのが仕事な感じの怖いやつら。
みなさんも地獄に行くとおっかない連中にいじめられるのでご注意を!!
火車(かしゃ)
火車といったら輪入道(後に登場予定)のイメージだったが全然違いました。
姿はまるで雷神のような姿で書かれたり、猫のような姿だったり様々。
やることは悪い行いをしてきた人間が亡くなった際に、その遺体をどこかへ連れ去ってしまうそうです。
一部の地域で、火車の言い伝えが根深い場所だと葬式の際に棺桶を2つ用意して片方は石を詰めて火車のダミーとして使っていたとか。
まとめ
あまりに妖怪の数が多いのでここで一旦区切ります。まだまだ控えてる妖怪がたくさんいるので、時間と暇があるときにでも中編を作成したいと思ってます!
個人的には牛鬼とかダイダラボッチとかショキナとかがスケールが大きくて好きですね。
あと調べてるとアイヌの伝説からの妖怪が多く、知らない妖怪がいっぱいいて楽しいですね。
にしても妖怪の物語は古い文献の引用とかが多く個人で読むには楽しくていいのですが、それを噛み砕いてみなさんに伝えるのが非常に難しい・・・。
中編はもちろん書く予定ですが、妖怪って需要あるのかな?個人的にはすごく好きなので人気がある事を祈ります(笑)
それでは!!