なんでも調べちゃうブログ

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24歳サラリーマンの雑記的なブログ

実写版『美女と野獣』を見た感想は魔女のせいで全てが台無しになった映画



どうも!!当ブログを編集しているイチゼロです。


今回はあのディズニー人気作品の『美女と野獣』がエマ・ワトソン主演で実写化されたということで観てきました。


なので率直な感想をなるべくネタバレを抑えながら書いてみますので興味のある方は読んで見てください。
 
 
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Photo By Derrick Nguyen



もくじ

率直な感想は『期待はずれ』




まずは感想から言いますね。率直に言うと期待はずれでした。


しかしこれは最初の期待が大きかったせいもあると思います。内容はアニメーションの美女と野獣のストーリーそのままでアニメーションの美女と野獣が好きな人なら凄くテンションが上がる作品になっていると感じました。


しかしながら残念に感じた点が結構あります。


以下から批判的なレビューが入ってくるので苦手な人はバックしちゃって下さい。


主人公達の声が合っていない?




まず初めに感じた不満は、日本語吹き替え版の声です。声に文句言うくらいなら字幕で見ろよって話なんですが、上映していたのが吹き替え版のみだったのでそこは仕方ありません。


まずビーストの声ですが少し優しすぎるように感じました。本来の声を無理矢理低く出してる感というか、なんか違和感を捨てきれない感じ。もっと野獣らしさを出して欲しかった。


そしてヒロインであるベルの声も少し若すぎるというか、ぶっちゃけ微妙。


アニメーションの美女と野獣を結構見ているせいでそっちに引っ張られている可能性大ですが、見ていて違和感を感じないような配役にして欲しかったのが本音です。


劇中歌の歌詞が変わっていてテンションが下がる




ディズニー映画と言えばやはり劇中歌!!ディズニー好きなら各作品ごとに好きな歌があるはずです。しかし実写版美女と野獣ではメロディはそのままですが歌詞の翻訳が少し改変されています


本当は好きな曲が流れたらテンション上がって心の中で口ずさみたいところですが、ところどころ違うので『あれ?』ってなってしまいイマイチ盛り上がりきれない。


翻訳とかは使い回しができないのでしょうか?原作の歌詞に惹き付けられていただけに残念です。


オリジナルの曲が微妙すぎる




アニメーションのストーリーをなぞってるとは言え少しだけオリジナルの要素を追加しています。ですがそれがまた微妙。


曲の使い方が微妙とか、場面が微妙とかではなく曲そのものが微妙。見終わる頃にはどんな曲だったか忘れてしまっていたぐらいです。


オリジナルの曲でガツンと心を掴んでくれたら好きになれたのかもしれませんが、あの曲なら逆に無くてもいいのでは?と思います。


一番の見せ場が一番残念




美女と野獣の一番の見せ場と言えば、ビーストとベルがポット婦人が歌う『Beauty and the beast』と共に美しく踊るシーンでしょう。


二人がお互いを認めあい、その距離をぐっと縮めることが出来たと認識できるめちゃくちゃ感動する場面です。


人が居なくなった城の中、少ない観客だけで行われる舞踏会。舞踏場の装飾は絢爛ながらも、少しだけ薄暗くどこか寂しい雰囲気。その寂しそうな雰囲気がビーストの歴史と重なります。


ビーストの心に触れたベルだからこそ、人という壁を越えて手をとることが出来た大事なシーン。


あのなんとも言えないしんみりとくるあの場面、大好きです。


ところが今回の実写版だとどうでしょう。ディズニー公式の予告編動画の最後のほうでチラっとでてくるので観てみて下さい↓


はい、豪華絢爛装飾ギラギラ!無数に光るシャンデリアにピッカピカのガラス。寂しさの欠片もありません。むしろハッピーにまみれてます。いや確かにハッピーなシーンなんですけど、それだけじゃ駄目なんですよ。


アニメーションだと『二人とも歩み寄れたんだね、良かった良かった・・・』って感想が実写版だと


『おう、金持ちの娯楽やな!!』


って感想になります。


ここは改悪と言わざるを得ません。あの雰囲気はちゃんと再現してほしかった・・・。


衝撃のラスト!魔女によって全てが台無しに(ネタバレ含む)




ここはどうしても言っておきたいのでネタバレを含みます


実写版のラストは魔女が出てきます、ビーストに呪いをかけた張本人ですね。


まずは野獣になった経緯を思い出して下さい。野獣になる前のビースト(以下 王子)の前に現れた一人の老女が一晩泊めてくれないかと申し出るが、老女のみすぼらしい姿に王子は申し出を断ってしまう。見た目で判断する愚かな行為に怒った老女は魔女へと姿を変え、王子を野獣の姿に変えてしまう。元の姿に戻るには誰かに心から愛され、その者を心から愛することが条件。ディズニーお得意の『真実の愛』ってやつですね。


呪いが解ける=真実の愛。この方程式はディズニーの定番です。


しかし、この実写版でとてつもない事件が起きました。ぽっと出の魔女によって真実の愛なのかどうか曖昧になっちゃってるんです


問題のラストシーンを簡単に説明すると


ガストンの凶弾により倒れるビースト⇒弱りきったビーストに駆け寄り涙するベル⇒最後の花びらが落ちて呪いが本格的になりはじめる⇒ベルとビーストの元に魔女登場⇒魔女が手のひらキラキラさせて呪いを解いちゃう







え・・・


魔女が直接呪い解いちゃうの・・・?


真実の愛が成立したから解いたの?それとも可哀想になったから?慈悲なの?


いやー、これはいけない。なんで出てきたの、なんで余計な事するのよ。


魔女のせいで真実の愛が成立したのか曖昧になるし、そもそも出てこないほうが物語が綺麗に終われたでしょう。


呪いが”解けた”なのか、呪いを”解いてもらった”のかでは天地の差です。ここを曖昧にするような演出を追加したのは致命的ですね。


まとめ




いろいろと書きましたが決して駄作ではありません、しかし良作だとも感じませんでした。


アニメーションのストーリーをそのままなのはポイント高いです。ですが2回目も観に行くか?と問われると観に行きません。一回でお腹いっぱいですね。


なにはともあれ気になる人は自分の目で見てみるのが一番ですよ!!


以上!!実写版『美女と野獣』を見た感想でした。


それでは!!