はてなの機能からFlickrの画像を導入するのは危険!?ブログで使える画像とは
どうもー!!当ブログを編集しているイチゼロです。
今回はブログやサイトで使える画像やイラストについての説明記事を書いておきます。私もブログを始める前は難しい言葉だらけで理解が出来ず、画像の使用を諦めていた時期もあるので誰でも簡単に理解できるように一つの記事に書き残しておきます。
ブログやサイトに画像を使いたいのにイマイチ理解が出来ないという方の助けになればと思います。
もくじ
はじめに
まず初めに理解しておかなければならない事があります。
それはどんな画像やイラストであれ著作権というものが必ずあるという事です。例えば私が今適当に描いた絵の写真を撮ってこのブログにアップしたとします。するとその写真の著作権は私にあり、その画像を無断で使用・転載する事は著作権の侵害になってしまうという事です。
仮に私が著作権を主張していなくても、明確に著作権を放棄するとしていなければ結果は同じです。なので世の中に出回っている画像やイラスト・また文章や動画などにも著作権はある事を理解しておきましょう。
じゃあネット上の画像は全て使えないの?
結論から言うと適当に検索してきて出た画像や、掲示板などにアップされた画像を勝手に使う事はできません。
一部例外として著作者に許可を得ることが出来れば使う事は可能ですが、毎回著作者にコンタクトをとれるわけないですしかなりの時間を費やすことになってしまいます。
時は金なりです。特に記事作成をしている人にとっては貴重な時間は記事の編集に費やしたいという方が多いはずです。
許可を貰う⇒許可が出れば使う
というステップを毎回繰り返すのは時間がもったいないばかりか記事作成に対するモチベーションの低下にも繋がってしまいます。せっかく良質な記事を書ける人がこのような理由で挫折してしまうのは非常にもったいないです。
しかしブログやサイトで使える画像やイラストはあります!!一見難しいルールがあるように思えますが、一度慣れてしまえば簡単なのでめげないで下さい。
クリエイティブコモンズ(CC)ってなに?
『著作権 ブログ 画像』『ブログで使える 画像』なんてワードで検索をしたことがある人なら一度はクリエイティブコモンズ(CC)という言葉を聞いた事があるのではないでしょうか?
クリエイティブコモンズ(CC)とは
クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons、以下「CC」)とは、著作物の適正な再利用の促進を目的として、著作者がみずからの著作物の再利用を許可するという意思表示を手軽に行えるようにするための様々なレベルのライセンスを策定し普及を図る国際的プロジェクト及びその運営主体である国際的非営利団体の名称である。
引用:クリエイティブ・コモンズ - Wikipedia
ウィキペディアの引用だと少し難しい表現になっていますが簡単に説明すると、私の指定したルールの範囲内なら使っても良いですよ!!と著作者が意思表示してくれてるものになります。
つまり指定されたルールの範囲内なら使用を許可しているという事です。
ここで勘違いしてはいけないのはクリエイティブコモンズとはブロガーやサイト運営者の強い味方であると同時に、本質は 著作者の権限を尊重するために存在するということです。
あくまで使わせてもらう立場である以上相手に敬意を払いましょう。
どのようなルールがあるのか
さて、クリエイティブコモンズについては超ざっくりですが理解できたと思います。
次にどのようなルールの指定があるのかという事ですが、それに関しては公式のクリエイティブコモンズライセンスのページを見てみるのが一番早いです↓
creativecommons.jp
ここで重要になってくるのが4つの要素(条件)、つまり著作者が決めた使用上のルールです。以下からそれぞれ簡単に説明をしていきます。
ルール①-作品のクレジット表記【BY】
クレジットとはその著作者の名前や作品のタイトルの事です。よくブログの写真の下や画像の隅に[Photo By ○○○]とかで表記されているのを見たことないですか?それです。
これが指定してある場合は画像の直下にでも作成者の名前と、頂いた場所のリンクを貼っておくと良いでしょう。
クレジットの記載はほとんどが必須なので必ず入れるようにしましょう。
ルール②-営利目的の使用の禁止【NC】
広告などを一切貼らないのならこちらは問題ありませんが、広告の掲載をするのならこの記載がある画像の使用は不可です。
個人で行うアフィリエイトやアドセンス広告が営利目的として判断されるかは調べても明確な回答が出て来ませんでした。微妙なラインですが君子危うきに近寄らず、石橋を叩いて渡るが吉です。グレーは白ではありません。ここは営利目的になると判断して使わないのが正解でしょう。
使用する際は営利目的になっていないかどうかの確認が必要です。
ルール③-改変の禁止【ND】
読んで字のごとく改変(画像に加工)せずに使うならOKという事です。
ブログやサイトで使う場合はサイズの変更や文字入れなんかする場合があるので、改変禁止があると少し使いづらいかもしれませんね。
ルール④-継承すること【SA】
これは元のライセンスを継承しなさいという事です。例えば画像提供元がクレジット表記・営利目的の使用禁止・継承をルールに組み込んでいたら、その画像を使う時に同じだけのライセンス表示をしてくださいという意味です。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの導入はChoose a Licenseからできますのでどうぞ。
フリー素材サイトはどうなの?
ここまでクリエイティブコモンズについて書きましたが正直めんどうだと思いませんでしたか?まぁ他人の作品を使わせてもらうので大きな事は言えませんが・・・。
ライセンスの確認をしてルールに従った範囲内を意識しながらでないと利用できませんし、商用利用不可だったり改変不可だとせっかく気に入ったのに使えなくてがっかりなんて事もあり得ます。
ここで出てくるのがフリー素材提供サイト。いらすとやとかぱくたそとか足成などが有名どころでしょう。それぞれ利用規約も緩くとても使い勝手が良い優良なサイトです。
これらの素材を提供してくれているとこから素材を頂けば利用規約をしっかり守っていればいいので安心です。写真も可愛いものから和風なものまで点数も多いのできっと気に入るものが見つかると思います。
フリー素材サイトは便利だが・・・
フリー素材を提供してくれているサイトは利用規約をしっかり確認すればOKなので便利ですよ!!と言いましたが、私のブログでは使っていません。
確かに便利である事は間違いないですし、可愛いものやカッコいいものまで幅広いものがあります。
じゃあ何故使わないのかって話なんですが、一言で言ってしまうとフリー素材感が強いからです。
いらすとやさんの素材なんかは独特の画風とその知名度のおかげで一瞬でいらすとやさんの素材だと分かってしまいます。それが嫌。
言ってしまえばただの我儘なんですけどね、お金はかけたくないけど良い素材が欲しい!!っていう。
けどそんな欲張りな私のような人の願いを叶えてくれるサイトがあるんです!!
私、素材はFlickrから頂いてます
私のブログで使っている画像は大体flickrから頂いています。写真の種類も豊富ですし、なにより世界各国から投稿された画像が集まるのでオリジナリティが凄い!!間違いなくお気に入りの一枚が見つかるでしょう。
しかし、Flickrにある全ての画像が使える訳ではなく、中には使ってはいけない画像もわんさかあるのでご注意を!!
あと、はてなブログの機能にFlickrの画像をクレジットやCCの表記を自動で付けて貼り付けてくれる便利な機能があるのですが、この機能を使う場合は注意が必要です。
以下からはてなブログのFlickr機能を使う場合の注意点と、Flickrの画像を著作権を侵害せずに使う方法を書いておきます。
超重要!!はてなブログのFlickr機能を使う時は要注意!!
はてなブログではFlickrの画像を簡単に使える機能が用意されていますが、この機能を使う時は要注意です。
まずははてな開発ブログの中身を確認してみてください↓
staff.hatenablog.com
開発ブログには公式の埋め込み形式を利用し、クレジット表記・CCライセンス・シェアボタン・Flickrロゴなどが自動で反映された状態で貼り付けできるようになっていると書かれています。
しかし、公式の埋め込み方式だし、クレジット表記やライセンス埋め込みも自動で出来るとはなんて便利な機能だ!・・・とは一概には言えないみたいです。
問題はCCライセンス。この機能で表示される画像には営利目的の使用を不可とする画像も含まれた状態で出てくるんです。
試しに適当に画像を検索し貼り付けてプレビューで開き画像にカーソルを合わせて見てください。すると左上にシェアボタン、右上にFlickrロゴが表示されるはずです。
そして問題が右下で、ここにCCライセンスが書かれています。つまり著作者が決めた使用範囲のルールが書かれています。
ここに【Non-Commercial】の文字が記載されていれば営利目的の利用が禁止されている画像になります。先に説明した【NC】ってやつですね。
つまり広告を掲載しているブログでは使ってはいけません。
勝手にフィルターがかけられていると勘違いしてそのまま使ってると後で後悔することになるのでご注意を!!
著作権を侵害せずにFlickrの画像を使う方法
はてな機能から画像を引っ張れないので自分で使用可能な画像を探すしかありません。以下がFlickrで営利目的OKの画像を探す手順になります。
①まずはFlickrへとアクセスして欲しい画像のワードで検索をして下さい。海外のサイトなので英語で検索したほうがより多くヒットします。
②次にフィルターの設定をします。画面左の【Any License】のタブを開いてください。
③展開するとこのような画面が出るので【Commercial use&Mods allowed】を選択して下さい。
これでフィルターの完了です。ちなみに【Commercial use&Mods allowed】は翻訳すると【商用利用および改造が許可されています】という意味になります。
なので今やった作業は複数のライセンスの中から商用利用および改造が許可されたものだけをを抽出したという事です。
実はこの一連の流れを短縮できるサイトがあるんです
Flickrでフィルターをかけて営利目的の利用ができる画像の探しかたを紹介しましたが、実はこの作業を短縮できるサイトがあるんです。
それがコチラのサイト↓
ccphotosearch.com
ここから検索すればすでに営利目的の利用が許可され画像のみを表示してくれます。
はじめからコッチ教えろよ!!なんて言われそうですが、多分前者の方法も知っておいて損はないはずですから許して下さい。
まとめ
今回はブログやサイトで使える画像の探しかたについて書きました。
実は私自身はてなブログのFlickr機能を使っていたのですが、つい最近ライセンスにフィルターがかかっていない事に気付きました(汗)
公式の埋め込み方式を採用!って書いてあったのを見てなぜかそこで表示された画像なら全部使えると勘違いしたんですよね。早めに気づいて良かったです、ほんと。
著作権の問題って常に付きまとってくるので非常にやりにくいですが、画像を使うなら必須の知識になるので覚えておきたいですね。
今回の記事は以上です!!
それでは!!